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あつやPWS

【お申込み受付中】

なないろはあとのおはなし会と
~福祉から生まれる素材~
こぼし染め布を使った「布で彩るリース」作りの体験会
 
テーマ:「障がいのある息子と向き合って見つけた大切なもの」
 
プラダー・ウィリー症候群という障がいを持つ三男との出会いから知った福祉現場の現状や障がい者に支払われる工賃について見えた課題があります。その課題と向き合うために見つけたなないろはあとが担う役割と目指す先は?
特殊な特性を持つ三男の話しを交えながらお話しします。
 
 
日時:2022年 9月7日(水)
 
会場:株式会社のぎす
   〒635-0081 奈良県大和高田市高砂町2番1号 サンライズビル1F
 
受付:10:20
 
おはなし:10:30~11:30
 
体験会:12:00~12:30

※直径20センチの「布で彩るリース」作りを体験して頂きます。キットでお持ち帰りすることもできます。
 
参加費:2500円
定員:5名 (先着順)
 
■申し込み方法■
直接DMで送って頂くか、直接ヨシモトまでご連絡ください。
メールでのお申し込みも受け付けます。
↓↓↓
nana.hitomy@gmail.com

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スマイルリボンフェスタ

 

3月12日(土)、13日(日)は、

高の原すずらん館で

スマイルリボンフェスタvol.16でした。

 

いつものように前日設営。

イベント、特に主催するイベントは、設営から本番スタートまでが緊張の時間。

今回は、あつやと二人での設営かと覚悟していたけれど、主人も仕事帰りに直行してくれて重たい机出しはお任せすることができました。

 

今回も対面での体験やセッション系はせず、物販のみの開催でした。

敦哉の通う事業所も、濃厚接触疑いとなっても自宅待機となるので、開催当日までドキドキ。

出店して頂く福祉施設さんもいらっしゃったので、本当に無事に当日を迎えられてホッとしました。

 

まだ、感染拡大が続く中、以前のような人の流れはありませんが、

あちこちのブースでお買い物を楽しんでいる方がいらっしゃって楽しい2日間でした。

 

コロナの感染が広がってから、実際に開催中止になったのはちょうど2年前の3月開催の「vol.12」。

それからは手作り体験やセッション系などの出店は出来なくなり、養護学校の生徒さんの社会参加もなくなり、、、もう丸2年。

いつになれば、過去の賑わいが戻るのか分かりませんが、

やっぱり、「障がいの方たちと社会を繋ぐ」スマイルリボンフェスタは続けてきてよかったと思うし、これからも続けていきたいと思っています。

 

福祉施設で働く利用者さんの活躍の場。

障がいなど関係のない、社会の中での「共生」の場。

スマイルリボンフェスタの目指す形です。

なないろはあとのブース

 

そして、それは

障がいを持つあつや(三男)にとっても同じことが言えて。

 

敦哉が生まれたとき、障がいがあることが分かっていっぱい泣きました。

でも、それは、あの時の自分が想像のできない不安で押しつぶされそうになっていたからだと思います。

 

敦哉を育てながら気づいたのは、

「この子にも生きる権利が平等にある」ということ。

何も卑屈になる必要なんてないということ。

社会の一員として、活躍できたと感じる機会をたくさん感じて欲しい。

 

今回のスマイルでも、敦哉の活躍の場がたくさんありました。

前日の机出しや終了時の片付け。なかなかの男らしさを発揮してました。(笑)

開催中は、受付でくじ引きの対応とラスクなど焼き菓子の販売の対応。

 

もちろん、ずっと気前よく動いていたわけではないんですよ、実は。

今回は、拗ねたりしなかったね。成長したね。・・・慣れたせいかな?

 

5種類×4個ずつ、20個のラスク販売を任せていたんだけど

どうしても5種類1個づつしか机の上に並べてくれなくて。(;^_^A

 

何もしないまま待つということはできないから、受付のすぐ横にあつや専用の机を置いて、新聞写しの出来るスペースを設置。

これは正解だったよう。

やっぱり敦哉の新聞写しは、精神安定剤だから♪

受付をするあつや
受付に座る敦哉

 

出店者さんからも頼ってもらえて、最後に「ありがとう」って言ってもらえて、

また次の開催の力になったと思います♪

 

 

あつやを前に泣いていたあの頃には想像もできなかった未来です。

だから、私にとってもこの「スマイルリボンフェスタ」は大事にしていたいイベントなのです。

 

二日間、お世話になったすずらん館さま、出店者の皆さま、

そして手伝いに来てくれたお友達といつも助けてくれる家族と、

ご来場いただいたすべての皆さま、

そして、なないろはあとを支えて下さっているすべての皆さまに

心からお礼を申し上げます!

次の開催は、2022年9月の予定。

また、この会場でお会いできることを楽しみにしています!

 

    ありがとうございました!

助けてくれたお友達と
お手伝いしてくれたお友達のお陰で片付けがとってもスムーズでした! ありがとう♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年お正月
2022年元旦小泉神社にて

 

皆さま、あけましておめでとうございます。

2022年もよろしくお願いいたします。

 

あつやは先日の誕生日で25歳になり、養護学校を卒業してから通所7年になります。

年末は12月29日まで仕事。

年始は本日1月4日よりいつものようにバス停まで送り、仕事に向かいました。

 

備忘録として書き記しておきたいと思います。

 

休日に入る前に、

「明日から朝、走ってくるわ」と、早朝ランニングを始めました。

PWSという障害上、運動をするのはいいことで。

初めてのことではなかったので見守っていたのですが。

 

毎月末に「なないろはあと」の現金の確認をするのですが、12月末日の計算で2万円以上が不足。

 

まぁ、毎回いくらか記入漏れなどあるのだけれど、これはおかしい。

 

こんな時、疑う先はあつやになります。

 

いつも持ち歩いているカバンを探ると

出てきました、千円札と小銭が入った封筒。

全部で13000円余り。

(なぜか封筒やビニール袋に小分けして隠し持つ)

 

そして、財布や携帯に挟んでいるレシートをこっそりチェック。

(なぜかいつもレシートはしっかりもらって保管する)

 

『12月30日6時半

ファミマでおにぎり、つくね串、肉まん』

『12月31日6時半

ファミマでおにぎり、つくね串、肉まん』

 

他にも

ファミマでスタバ

ファミマで肉まん

ボトルガム

・・・・・・・・

 

計算上合わないから全部を見つかられたわけじゃないし、他の使い方をされているかもしれない。

 

だけど、休日のランニングは、明らかにファミマで買い食い目的。

 

やっぱり自主的に進んで行くからおかしいと思っていたけど。

ほんま、「やっぱりか」って感じ。

 

これを、追及してもきっと「おれ、知らん」って言いきるから、

こんな時は黙って全部お金を回収します。

日ごろ、あつやには、「いくら持ってる?」と聞いて、

「財布に入っているのだけやで」って見せてくれるので、

他のところから出てきたお金は、あつやのものではないと判断します。

なので、強制回収。

 

31日の昼間に発覚し、こっそり抜き取っておいた封筒。

 

もちろん、カバンを見たあつやは封筒がないことに気付いたはず。

 

でも、何事もなかったかのように、お互い過ごす。

 

で、あつやは。

1日も2日も、朝のランニングには行きませんでした。

 

きっとね、12月19日と20日のイベント出店時より前に抜き取られていたと思います。

そして、隙を見つけては買い食いしていたんだなぁと。

それがバレた31日。

あつやの機嫌はあまりよろしくなく。

笑わなくなったし、話しかけてもうわの空。

写真の初詣の時も、おみくじで「大吉」を引いて喜んだりしてはいたけれど、午後からはずっと昼寝。

あつやはこんな感じで自分を落ち着かせていくんです。

 

2日の昼間に、急に独り言のように

「これから木金は(仕事に)行かんとこうかな」と言い出した。

「どうしたん?なんで?」って聞いたら、

「(キライな)あいつがいるからや」と。

 

どうも、木金だけ苦手な人が仕事で一緒になるみたいで、その人が怖いらしい。

「「殴ったろか」「刺したろか」って言ってくる」

「俺が独り言言ってたら怒鳴ってくる」

らしい。

その前後のやり取りが分からないので、それをまともに聞いたりはしないんだけれど、職場ののメンバーの環境はすごく大事で・・・。

 

そういえば、以前に

「どうやってかかわって良いのかわからない人が居る」というのは聞いていた。

支援員さんに伝えてはいたけれど、あつやにとって改善とまではいかなかったのかもしれない。

あつやはこうして盗み食いをすることで自分の心のバランスを保っていたのかもしれない。

 

さあ、支援員さんに報告と相談。

そして、家の中でのお金の管理方法。

また考えなきゃ。

 

 

 

 

 

 

あつやの「仕事」のひとつ。

「ネコのおもちゃ」作り。

 

委託で販売して頂いたり、定期的にネコの雑貨屋さんや譲渡会などでの販売用としてご注文を頂きます。

リピーターのお客さまもいらっしゃるとか。

とても嬉しいです。

 

ネコのおもちゃ

フェルトボールはネパール産の毛の短いものを使用していますが、

紐と鈴をフェルトボールに縫い付ける作業、台紙にハンコを押して袋に入れて、商品に仕上げるまでの全ての工程をあつやが一人で行なっています。

「ひとりでできる」。

これは、すごく褒められることなのかも知れません。

だけど、あつやはこの仕事を他の人がすることを許してくれません。

色にもこだわりがあるようで、時々並べてチェックをしています。

 

隠れてこっそり外注に出そうとしたこともあったのですが、

紐と鈴が取れないように縫い付けるのは結構ハードルが高く。

パターンを決めても、力もいる作業なので安定して作れる事業所さんを見つけられていません。

あつやは、鈴が鳴らないくらい(笑)しっかりと頑丈に縫い付けてくれているのです。

その品質は、やっぱり大事なので、

今はもうすっかり、あつや頼みの商品となっています。

 

でも、最初からできていたわけではありません。

過去に、フェルトボールに巻いている紐に違和感があって検品したら、

80センチに統一しているはずの紐が40センチだったり、30センチだったりしていたこともあってビックリ!

メジャーで測ってもらっていたのですが、計り方がいい加減だったことに気付き、きっちり80センチの専用の棒を制作。

紐の長さは、その専用棒と同じ長さに、と決めてからは長さがバラバラになることはなくなりました。

 

出来上がった商品を並べて写真に収めて

一人で何やらチェックしたり。(笑)

 

いろんなこだわりや執着が強いあつや。

 

それでも、きちんと作るあつやの仕事を大事にしたいと思います。

 

ただいま、あつやは100個の注文の制作に励んでいる最中です♪

ネコのおもちゃ

 

■■■ネコのおもちゃのお求めはこちら■■■

■ネコのおもちゃ【2個組】

https://nanairoheart.stores.jp/items/601439b0c19c453c01088095

■ネコのおもちゃ【20個入り】

https://nanairoheart.stores.jp/items/60143a3baaf04353f11e6227

■ネコのおもちゃを取り扱って頂いているお店

「奈良のすごいタオル屋さんときどき猫」様(店頭及びweb販売)

https://sugoitowel.shop-pro.jp/

「pancake & coffee そらみる」様(店頭委託販売)

https://soramilu.com/

 

 

 

 

モニターになってくれたネコちゃんたちです♡

写真提供、ありがとうございました!

 

 

 

 

2

なかなかあつやのことを書くことが出来ずにいてますが

最近、プラダー・ウィリー症候群という特殊な障害を持つあつやと、
ときどき問題を起こしながらでも、笑って過ごしている日々を伝えていることが
実はとても大事なんじゃないか、と思うことがあり、

facebookでは、そんな日常を残しているつもりだったのですが
ブログという形でも、出来るだけ書き残して行こうと思います。

私はもともと、「あつやとの生活」というブログを書いていて、(さっき覗いたら26万以上のアクセスがあったんだとビックリ!)そのブログは2015年10月以降更新していません。

でも、やっぱり無理をするつもりはありませんので、ゆるーく書き留めていきますのでよろしくお願いします♪

 

と、いうことで、

facebookをご覧の一部の方には少し話をしかけて去年の問題行動。

 

内容は、友人を使ってコンビニでお菓子の買い出しをしていたってことでした。

友人を「パシリ」にしていたことも問題ですが、もっと問題なのは、そのお金の出どころ。

多分、いや、絶対自分のお金ではない。

 

もともとは、気の良い友人が朝、通所する前にコンビニに寄り、買ってきたお菓子をあつやにあげた、ということから始まったみたいです。

それを利用しようとしたあつや。

それから、毎朝、「買ってきて」とお願いしていたらしい。

最初はあとからお金を渡していたようですが、そのうち先にお金を渡して買いに行くように頼んでいたようで、買うものも調子に乗っていったようです。

 

ある日、事業所から電話。(電話だけで、また何かやらかした?と思うのは昔と変わらず(^▽^;))

あつやが○○君に頼んで、毎朝お菓子をなどの買い物を頼んでいて、休憩時間に食べていたことが分かりました、と。

その、見つかった時のモノが、ボトルのガム(キシリトールガムなどが入ったもの)やペットボトルのジュース。

そんなことを毎日。(見つかった時を逆算すると、2週間ほど)

スタッフさんは、今まで見つけられなくても申し訳ございません、とおっしゃっていました。

 

分かるんですよー、あつやだって見つからないと思ってやっていたこと。

これが知恵比べ。

見つかるまでする。

だから見つけてあげるしかない。

 

そして、その話を聞いた時、家からお金(わかっていた額は1万円)が無くなっていたことがあったので、そのタイミングとピッタリ。

 

自分のお小遣いは触らず、食べ物を手に入れる。

実に、あつやらしい・・・・・・・。

 

もう、ね、

なんでこんなことしたの?

いつから?

何を買って食べていたの?

いくら使ったの?

どこからお金盗ったの?

 

そんなこと後から追及したって何もわからないし、それを吐かせたって意味のないこと。

長年の生活の中で分かってきたこと。

 

それよりも、再び同じことをさせないように見守ること。

そして、環境を整備すること。

見つかったことと同じことはしないので、(多分)もう、しないと思う。

隙が見つかったら。スイッチが入ることはこの先も変わらないんだろう。

 

これを機に、あつやのお小遣い帳を整理して一緒に残高を確認。

ときどき、中身を一緒に確認するように約束。

(あー、こんなことも何度も繰り返してるけど・・・)

 

推測で計算したら、お金はまだ隠し持っているはずだと思い、時折あつやの持ち物をチェック。

そしたら、ある日の朝、何気なく連絡帳を出して、って言ったら、「カバンの中」って言うので、カバンを見ようとしたら、私よりカバンの遠くにいたあつやが、カバンを空けて、「はい」って渡したその行動にピン!ときて、

「水筒、車の中に忘れてない?取ってきて」と頼んで、あつやが部屋からいなくなった隙にカバンを空けたら・・・・

すぐに見えるところに、5000円札1枚と1000円札3枚、合計8000円発見!

( ̄▽ ̄;)

ササっと抜いて、何もなかったように振舞っていました。

 

後から、事業所さんに電話して、持っているはずのないお金が見つかったことを報告。

こうして、事態は共有しておくようにしています。

 

ただ、家からなくなった1万円から、使ったであろう金額を引いたら3~4千円ほどあまってるのでは?と思っていた金額より多かった・・・ということは、もっと盗られていたってこと?なのか??

(~_~;)

 

考えたって仕方ないことなんだけどー。

 

あつやは、こうして見つけられたお金が無くなっていても何も言いません。

もともと自分のお金じゃないからね。

のちに事業所さんから「見つけてあげてあつやくんもホッとしているのかもしれませんね」って言われました。

 

なるほど。そういう考えもあるのね。(@_@)

 

盗ってしまったお金。

結局使うこともできないで持て余していたのかも知れないし、わざと見つけやすいようにしていたのかもしれない。

 

本心のところは分かりません。

 

ただ、やっぱりそういうことをするスイッチが入らないように、日々の生活の中であつやに寄り添って見守り続ける。

それだけ。

 

あつやの顔
去年の12月の誕生日に、スン兄ちゃんの奥さんからもらったお気に入りの「ぼのぼの」マスク♪